適性がある人の特徴
「子どもが好き」だけでは難しい?!
小児科で働くためには「子どもが好き」という気持ちも大切ですが、小児科を訪れる子どもを全員可愛いと思えるかどうかは…。
小児科にくるのは病気やケガでつらい思いや痛い思いを抱えている子どもたちです。大人しく、いうことを聞く子どもばかりではありません。泣きわめいて暴れる子どももいるでしょう。その場合は宥めながら治療をしなければならないため、人一倍手間がかかってしまいます。可愛いと思う前に、治療がスムーズにできないことにイライラしてしまう可能性もあります。
また、困惑している保護者の対応もナースの仕事です。困惑しているだけならじっくり分かるまで説明すればいいだけなのでそれほど大変ではありません。重度であればあるほど我が子が置かれている状況をすぐに受け入れるのは難しいので、時間はかかってしまいますが納得するまで言葉を尽くして説明するだけです。ですが、中には理不尽な文句をいってくる保護者もいます。しっかり説明してもなかなか受け入れてくれず、ケンカ腰に文句をいわれたらイライラしてしまいますよね。ですが、それでは小児科の仕事は務まりません!様々な状況に引きずられることなく気持ちを切り替えられる人が小児科に向いているでしょう。
医療従事者として高い意識を持っている人
小児科には0歳児も訪れます。治療とはいえ採血や点滴を小さな子どもの身体に行うことに「むごい」と感じてしまう場面も少なくありません。「子どもが好き」という気持ちだけでは途中で挫けてしまうでしょう。むしろ、「何としてもこの子を助けてあげたい!」という医療従事者として高い意識を持っている人が小児科に向いています。
基本的な医療行為に自信がある人
子どもは大人よりも体が小さく血管などがみつけにくいので、採血や点滴は大人の治療よりもハードルが高くなります。慣れるまでは失敗することも多いので、注射などの基本的な医療行為が苦手な人には小児科ナースは厳しいかもしれませんね。それでも小児科ナースになりたいと希望するのであれば、注射の上手な先輩の技を隣で見習いながらスキルを磨いていくしかありません。インターネットでも様々なコツが紹介されていますが、実際に自分の目で見てやり方を覚えた方が身につきます。自信が持てるまでひたすら練習しましょう!
世話好きな人
子どもは自分の状態をきちんと言葉で表すことが難しいので、どのような気持ちを抱えているのかをきちんと気づいてあげることが大切!子どもが話さなくてもこちらから気づいてあげられるくらい、世話好きで気遣いができる人が向いています。